「宇宙を学べる大学 in 九州 2018」 6月24日に開催!

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君は大学に入ったら宇宙の何を学びたいですか?

2018年も宇宙を学べる大学 in 九州が6月24日に開催されます!

 

 

宇宙には銀河や銀河団などを観測すると大規模な構造が観測されています。

その一方、現在観測されている物質だけでは説明のつかない現象も観測されています。

このような宇宙の大規模構造や宇宙の大半を占めているダークエネルギーやダークマターの研究もあります。

 

しかし、この観測しているのは、過去の宇宙を観測しているものです。

全てのものは光速を超えて移動することはできません。

何千万年光年離れている天体を観測するということは、何千万年前に発せられた光を観測しているということです。

すなわち、今地球に届いた光は、何千万年前の姿のものなのです。

 

もっともっとずーっと遠くの天体の光を観測したらどうなるでしょうか?

宇宙の誕生に近いあたりの状態を観測することができるのです。

宇宙はビッグバンから始まったとされています。

その後さまざまなプロセスを経て今の宇宙になっています。

このプロセスは、素粒子が結合して原子になるまでの流れは説明されているのですが、宇宙誕生直後には磁場も発生しています。

 

けれども、この初期宇宙磁場の構造や大きさについてはまだよくわかっていません。

こういった素粒子や初期宇宙磁場からアプローチする宇宙の初期についての研究もあります。

 

また、重力波が検出されたときに話題になったブラックホール同士の合体や中性子星同士の合体がありますね。

重力波が観測できるようなったことで恒星の進化について次々と新しいことがわかってきました。

以前はガンマ線、X線、電波、可視光、赤外線、ニュートリノとそれぞれ別々の観測で恒星の進化の情報を探ろうとしていました。

 

でも、超新星爆発やブラックホール同士の合体では、爆発や合体といった現象ではさまざまな波長での観測が必要になります。

単独ではわからなかったことが、さまざまな望遠鏡で同じ現象を観測することで、それまでは理論でしかなかった内容が確認することができるようになってきました。

 

 

2017年10月16日に重力波望遠鏡が捉えた重力波は、2つの中性子星同士の合体によるものでした。

このとき、さまざまな望遠鏡がこの天体現象を観測することにより、それまで謎だった鉄より重い元素が放出される現象が観測されました。

太陽のような恒星は、水素など軽い元素が核融合反応を起こし、最終的にヘリウムに変わることでエネルギーを放出しています。

この核融合反応ですが、このプロセスで最終的に生成されるのは鉄56までです。

 

けれども、鉄より重い元素はたくさんあります。

金やプラチナなど私たちの生活にあるような金属も鉄よりも重い元素です。

つまり、これらは核融合反応以外のプロセスでつられているのです。

諸説はありましたが、2つの中性子星同士の合体で大量の金やプラチナなどの貴金属が放出される現象が観測されたのでした。

星の誕生から超新星爆発、そして第二の人生であるブラックホールや中性子星・・・。

このような星形成から恒星進化や超新星爆発、そして元素起源についての研究もあります。

 

 

さらに、理論を組み立てるだけでなく、電波や赤外線などの観測、そして補償光学系の開発といった研究もまた宇宙の研究の一つです。

次々と謎が解明されているようですが、1つの事実が明らかになったら、また新たな謎が生まれることもよくある話なのです。

例えばブラックホール同士の合体の観測では、合体前のブラックホールの質量が、超新星爆発のときに生成されるブラックホール質量の上限値を上回るものでした。

すなわち、超新星爆発でてきたブラックホールは何らかのプロセスを経由して、大きくなったと考えられます。

 

しかし、ブラックホールはただものを吸い込むだけでなく、高速のジェットを吹き出しているものもあるのです。

近くにあるものを全て吸い込んだように見えるのですが、実はエネルギーや粒子がブラックホールに吸い込まれる前に外に放出しているものもあるのです。

このようなブラックホールの進化や宇宙ジェットの研究もまた宇宙の研究のテーマの一つなのです。

 

 

宇宙の研究は上を見上げるだけではありません。

地上にあるものでも研究できるのです。

答えは隕石です。

 

国内でも時より発見され、ニュースになります。

100年ぐらい前に落下したものを大切に取っておき、何らかのきっかけで博物館や研究者のところに持ち込まれて発見されることもあります

しかし、日本は国土が狭いにもかかわらず、たくさんの隕石を保有していることは知っていましたが?

 

実は南極でたくさん発見してきたのです。

この隕石を利用して、惑星や小惑星といったものがどのように形成されたということもまた、宇宙研究のテーマの一つなのです。

 

 

ここまでは宇宙の観測や理論でしたが、2018年に小惑星リュウグウに到着する探査機「はやぶさ2」。

このような探査機や宇宙空間を飛行する宇宙機についての研究というのもまたテーマの一つです。

探査機や宇宙機を作るといったテーマは、どちらかというと工学部系の学部になります。

これらの研究も、宇宙を知るためにはなくてはならない研究テーマなのです。

 

 

大学で宇宙を学びたいと思ったとき、どの大学でどのような内容を学べるかがわからないと、どの大学を目指したらいいのかわからなくなりますよね。

そんな君のために、大学の先生方も宇宙を学べる大学の説明会を開催しています。

九州地区では、

 

宇宙を学べる大学 in 九州 2018

 

が開催されます。

 

日時:6月24日(日)11時-16時(途中参加可能)
場所:福岡市科学館3F企画展示室

参加大学:愛媛大学、岡山理科大学、鹿児島大学、九州大学(理・工)、
熊本大学、佐賀大学、福岡大学、福岡教育大学

 

しかも午後には、一般講演が2つもあります。

大学の先生の講演を無料で聞くことのできるまたとないチャンスです。

2018年のタイトルは、

 

1.「人類はこのまま宇宙開発を続けられるのか?」
九州大学工学部 花田俊也先生
13:00-

2.「宇宙の声を聞く天文学ー重力波天文学ーの始まり」
福岡大学理学部 端山和大先生
13:50-

 

となっています。

 

ポスターは以下のサイトに掲載されています。

 

宇宙を学べる大学 in 九州 2018 ポスター

 

なお2017年の時は、一般講演、参加者全体に向けた各大学からの説明やブーズに分かれての個別説明会、というプログラムでした。

 

 

もし、福岡に足を運べそうでしたら、ぜひ参加してみてください。

きっといままで気がつかなかった何かが得られるかも。

 

「宇宙が学べる大学 in 中国・四国 2018」 8月4日 開催!
宇宙が学べる大学の合同説明会が2018年も中国・四国地方で開催されます。研究室ではどのような研究をしているのかを知るチャンスでもありますし、先生方に聞きたいことを聞けるいい機会でもあります。宇宙が学べる大学のイベントに参加してみてはいかがですか?