天文教室が東京で開催! 普段聞けない宇宙の話が聞けるかも?!

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高校生の君にとって、天文や宇宙での大きな不満は、君に合ったレベルの本が少ないことかもしれません。

望遠鏡を持っている博物館や科学館はたくさんあります。

時々観望会も開催されているので、こういうイベントには比較的参加しやすくなっています。

 

しかし、観察した後、もっと宇宙のことを知りたいと思ったとき、書籍が少ないと思うかもしれません。

天文学の書籍は、多くが初心者や一般向けの書籍や専門分野の書籍になります。

一般向けより少しレベルが高く、専門分野の書籍よりはやさしい書籍というものは、なかなか見つかりません。

そんな中、せっかくみつけた高校生に向けた書籍でも出版された年が古いと、今の定説とは違うことが書かれていることも考えられます。

 

書籍を出版するに当たって一番の難問は、せっかく書いた内容もすぐに新しい発見により、内容が古くなってしまうことです。

書籍である以上、改訂版を出版しない限り内容はそうそう変えられません。

今日は書籍では得られない最新の宇宙に触れるためのイベントを紹介します。

その前に、書籍以外のイベントに出向くメリットについてお話しします。

 

 

ある日突然明るくなる、超新星爆発。

日本では古くから「客星」と言われ、明月記に記録されている超新星爆発が、いまのかに星雲をつくったとされています。

この超新星爆発は、いままでそれぞれの波長で別々に観測されていました。

ところが1987年2月23日に発見されたSN1987Aで事態が変わりました。

超新星が可視光で観測される数時間前に、ニュートリノが世界各地にある観測機で観測されたのです。

超新星からニュートリノが放出されることが、それまでは理論でしかなかった超新星爆発モデルの検証になったのです。

このニュートリノの観測が得られたことで、マルチメッセンジャー天文学が幕を開けたのです。

 

そして、それから30年後の2017年8月17日。

この日に観測された重力波は今までとは違っていました。

このとき観測された現象は中性子星同士の合体だったのです。

重力波が観測された後、世界中の観測所が捜索に当たった結果、ガンマ線から近赤外線に至る広い波長でこの現象を観測することができました。

特に赤外線での観測では、中性子星同士の合体によって貴金属である金、プラチナ、そしてウランなどの鉄より重い元素が作られていることが判明いたしました。

実は宇宙には大量の貴金属が存在していますが、その量の多さを説明できる確実な証拠が観測されていなかったのです。

たくさんの観測所の協力により、初めてある謎が解けたのです。

今後もマルチメッセンジャー天文学の成果によって、次々と謎が解明されることでしょう。

 

また、ケプラー宇宙望遠鏡による2000個以上もの系外惑星の発見や木星、土星の探査だけでなく、彗星や小惑星への探査機の接近より、太陽系誕生のシナリオも固まりつつあります。

さらにコンピューター技術の発展に伴い、シミュレーション技術の向上も一役買っています。

 

 

日々、発見が相次いでいて、大発見があるとニュースやサイトでも掲載されますが、あくまでその大発見の内容のみ。

宇宙のその分野についてもう少し知りたいと思ってもなかなか情報が手に入らないことが多いのです。

そこで活用するのが、高校生の君や一般の人が参加できる、大学の先生が講義を行う天文教室。

いくつかありますが、今回は「京都大学理学研究科宇宙物理学教室・附属天文台、京都大学産官学連携本部」が主催する、

 

京大天文教室 in 丸の内(全10回)

 

を紹介します。

 

このプログラムは、2018年度全10回シリーズで、毎月1回開催されます。

時間は日程のわかっている第1回から第5回までが19:00-20;30で、中学生以上で各回100名、参加費は事前振込の各回2,000円(高校生以下500円)になっています。

 

通常2,000円のところ、高校生以下は500円なので、1/4の値段で同じ内容を聞けちゃうところがいいですね!

 

全10回のうち第1回から第5回までの日程が出ていますので紹介しますね(2018年4月11日現在)。

 

  • 第1回:5/11 「望遠鏡の進化と宇宙像の変遷」 長田 哲也先生
  • 第2回:6/15 「銀河とその進化」 太田 耕司 先生
  • 第3回:7/20 「高密度天体 ‐星の第二の人生‐」 川中 宣太 先生
  • 第4回:8/17 「太陽系誕生のシナリオを描き出す」 佐々木 貴教先生
  • 第5回:9/7 「爆発する星の正体を追う」 前田 啓一先生

 

となっています。

 

銀河や太陽系形成、コンパクト星や星の爆発について知りたいという方はぜひ参加してみてはいかがですか?

宇宙の情報が少ない日常にはいい刺激になるかも。

申し込みは以下のURLから可能です。

 

【イベント】京大天文教室 in 丸の内(全10回)を開催致します。
京都大学産官学連携本部では、京都大学における研究から生まれた卓越した智を社会に伝え、自らも社会の一員として、社会が抱える諸問題の解決に取り組むため、産官学連携活動を推進しています。

(※2018年4月11日現在、第1回の申し込みが可能です。)

 

追伸:このようなイベントは、東京以外でも開催されています。

東京以外のイベントについても、今後掲載しますね。

また、高校生向けの本格的な研究ができる合宿もありますので、詳しい内容が発表されましたら、掲載しますのでお待ちください。