天文台の受け入れがすべて? 宇宙に関わる仕事は他にもある!

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天文台で働きたいと思っている君へ。

天文台には、国立天文台や都道府県や市町村が運営している天文台、民間や公益法人等が運営する博物館やプラネタリウム等に付属する天文台、個人で設立した天文台(私設天文台)があります。

中には仙台天文台のように施設は公共のものですが、運営や管理は民間が行っていることもあります。ちなみに仙台天文台は、株式会社五藤光学研究所が施設整備・運営事業を行っています。

一口に天文台の職員と言っても、職員の募集や仕事内容は各天文台によって大きく異なります。特に都道府県や市町村に所属する天文台の場合、それぞれの自治体によって決められます。

天文台に固定で働く場合もありますし、ローテーションでいろいろな職場に配置され、その一つに天文台で働くという場合もあります。また、任期付での募集もあります。

 

しかし、その前に一つ考えてほしいことがあります。それは、天文台で働いて「何をしたいのか?」ということです。

 

  • 研究をしたい
  • 子どもたちに宇宙のことを教えたい
  • 宇宙に関する番組を作りたいのか
  • ロケットや探査機の製作・運用に関わりたいのか
  • 宇宙に関する展示や本を作りたいのか

 

実はこちらのほうが重要です。

 

研究をしたいのであれば、研究者の道を進んで、観測で天文台を利用するということも可能です。

 

子どもたちに宇宙のことを教えたいのであれば、天文台以外にもプラネタリウムや望遠鏡併設の科学館や博物館があります。

それらの施設がない科学館や博物館でも宇宙に関する展示をしていて、そこでの教育活動という道もあります。

 

小・中・高の先生になって、子どもたちに理科を教えるということもできますね。

宇宙に関する番組を作りたいのであれば、天文台の他、科学館や博物館、プラネタリウム製造会社があります。

 

ロケットや探査機の製作・運用に関わりたいのであれば、JAXAだけでなく富士通・NEC・三菱電気等民間の企業に就職するという方法があります。

人工衛星の軌道に関する運用は、バリバリに天体力学の分野ですしね。

 

また人工衛星を作るのは、研究機関だけではなく多くの民間の企業が参加しています。

人工衛星は一回打ち上げると修理するのが難しいですので、失敗してやり直しがきかないようなところへ行く場合には、相当シビアな設計・製造をしなければなりません。

はやぶさには110以上もの企業や団体が参加したとのことですが、町工場で作られた部品が使われていたりしたんですよ。

町工場も人工衛星の部品ばかり作っているわけではありませんが、人工衛星に載せても十分通用するレベルのものを作ることができるだけの技術を持っているということがわかります。

 

 

普段は違う仕事をしているかもしれませんが、いざとなったら宇宙に関する仕事の要望に応えられるだけの技術を身につけるというのは、チャンスを物にするための一つの方法ですね。

宇宙に関する展示や本を作りたいというのであれば、天文台のほか科学館や博物館以外にも出版社で働くほか自ら専門家とプロデュースする方法もありますね。

 

このように何をやりたいかによって、天文台にこだわることはないのです。宇宙に関わりのある仕事って、視野を広げると実はたくさんあるんですよ。

どの道に進もうとも宇宙のことをやるときに実践してほしいことがあります。

それは、

 

宇宙に対する研究を続けてほしい

 

ということです。

 

 

例えば科学館や博物館で宇宙に関することを教える仕事に就いたとします。

就職できたからといってそこで何もしなくなってしまうと、教えるというアウトプットばかりで、インプットがなくなってしまいます。

インプットがなくなると、やがてアウトプットがなくなりますので、いざ教えようと思っても昔のことしか出てこなくなり、同じネタの繰り返しのマンネリ化して、だんだんとつまらないものになってしまいます。

せっかく就職できたのに、仕事がつまらなくなってしまっては何のために就職したのか分からなくなってしまいますよね。

 

 

だからこそ、常に研究をしてインプットをしてほしいのです。研究と言っても論文を出すことだけが研究ではありません。

 

  • 子どもたちが宇宙のどのようなことに興味を持っているのだろうか?
  • 最近新聞で話題になった天文現象をわかりやすく説明するにはどうしたらいいだろうか?

ということを考えて、まとめるのも立派な研究です。

このような日々の研究が自分の成長だけでなく、周りの人もまた成長するきっかけになるのです。

 

 

もし、どうしても仕事がみつからないというのであれば、自ら仕事を作るという方法もありますよ。

まだ実用化には至っていませんが、人工の流れ星を指定した時間に指定した位置に見せるという会社も設立されています。

誕生日プレゼントや結婚式、何かの記念日に流れ星をプレゼントするのはどうですか?

ほかにも何かいいアイデアがあるかもしれません。

天文台で働く以外にも宇宙に関われる仕事はたくさんありますよ^^