宇宙を学べる大学は理学部でないと学ぶことはできませんか?

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

宇宙の話題になると、惑星形成の謎を解いたり、ブラックホールについての研究をしたりといった、理科の学習課目のイメージを持っているかもいるかもしれません。

実際、新聞の発表を見ると、

 

「宇宙の○○についての現象を発見!」
「宇宙の△△の謎を解明!」

 

といったタイトルを目にします。

また、こういうタイトルは人々の目にとまりやすいので、マスコミもよく使います。

ある現象を解明する学問と言えば、理学部というイメージを持っているかもしれません。

そのため、宇宙のことを学ぶためには理学部に進学するという話を聞くかもしれません。

これは間違いではありません。

事実、宇宙のことを研究している先生が所属している学部に理学部の先生がたくさんいらっしゃいます。

しかし、この情報は宇宙に関する一部の学部でしかありません。

ここでは、宇宙を学べる大学の学部はどんな学部があるかについて紹介します。

 

大きく分けると学部系統は六つ。

アストロ部で宇宙を学べる大学について調査したところ、大きく六つの学部系統に分類できることがわかりました。

分類すると、

 

  • 宇宙の謎を解明したり、現象を観測するといった現象の基礎理論の研究・実験を行う理学部系。
  • ロケット、人工衛星、ローバーといったハードやそれらを動かすソフトウェアの設計開発や基礎研究を行う工学部系。
  • 理学と工学の両方の立場から研究する理工学部系。
  • 学校教育等、先生や指導員になるための教育が充実している教育学部系。
  • 宇宙で生活できるようにするために必要な医学や植物育成の方法を研究する医学・健康学・農学系
  • 一般知識として学んだり、将来進む分野で宇宙を素材にして活用することを学んだりする学部系(例:教養学部、観光学部)

 

となります(注)。

注:ここに書いた学部の概要は、あくまで大まかなものです。

 

実際の内容は大学によって異なりますので、進路を決める際には、必ずどのような特徴を持つ大学の学部であるかを確認することをおすすめします。

宇宙のことを学ぶにしても、たくさんの学部があるのです。

だから、宇宙のことを学べる学部は理学部以外でも可能なのです。

 

君が宇宙の何を学びたいかで、学部選びが変わる。

大きく六つの学部系統を紹介いたしましたが、どの学部系統に進むかによって、大学のカリキュラムの内容が変わってきます。

例えば、教育学部系であれば、将来教員や指導員になるべく必要な知識や実習が多くなります。

そのため、進路を決める際には、将来何をやりたいかを決める必要があります。

 

教育など、教育学部以外でも既定の講義や実習を受けることで、免許を取得することのできるものもあります。

しかし、小学校の先生として宇宙に関することを教えたいと思ったら、教育学部に行き、小学校教諭の免許を取得することになります。

 

宇宙医学も、医師免許を必要としますので、医学部で学習し、国家資格を取得する必要があります。

 

 

大学に入ってから編入試験を受けてコースを変更できる場合もありますが、全ての学部でコース変更可能とは限りません。

だからこそ、まずは将来何をやりたいかを考える必要があるのです。

将来やりたいことによって、進むべき学部が変わってくるのです。

どの学部に進学したらいいですか?

自分が将来やりたいことを決めたら、今度はやりたいことに近い内容を研究している先生を探します。

学部ではないのです。

 

先に先生を探すのです。

 

宇宙を研究されている先生はたくさんいらっしゃいます。

しかし、その専門分野は一人一人の先生によって異なります。

近いことをやっている先生は何名かいらっしゃるかもしれませんが、全く同じ研究をしている先生はいないと言ってもいいでしょう。

 

もし宇宙を学べる大学の一覧で学部を決めて、それで志望校を決めたとしたらどうなるでしょうか?

例えば、君がブラックホールの研究をしたいと考えています。

 

しかし、その大学にはブラックホールの研究を先生はいなくて、惑星形成の研究をしている先生しかいませんでした。

 

また、その大学ではブラックホールを学ぶのに必要な量子力学や相対論の講義はありません。

これでは、宇宙を学べる大学に入学できたとしても、君の希望にかなう講義を全て満たすことはできません。

 

つまり、宇宙を学べる大学に入学しても、それを研究している先生が在籍していなかったら、学ぶことができないのです。

だからこそ、まずは先生を探すのです。

 

 

学びたい内容に近いことを研究している先生を見つけたら、ほぼ自動的に学部は決まってしまうのですが、ここで終わりにしてはいけません。

将来やりたいことと、見つけた志望校の学部が合っているかを確認する必要があるのです。

もし宇宙の研究者を目指そうと思っていて、自分のやりたいと思っている内容を研究している先生が医学部に所属している先生だったら、方向がまるで違います。

こういったミスマッチを減らす必要があるのです。

そのために、宇宙を学べる大学の合同説明会やその大学のオープンキャンパスに参加したり、パンフレットを取り寄せてもいいでしょう。

 

もし、説明会などで大学の先生に会うことができず、聞くチャンスが全くなかったのであれば、その大学の先生にメールで相談してもいいかもしれません。

高校生の君が大学の先生の研究内容に興味を持ってくれることがわかれば、きっと何からのアドバイスをしてくれるかもしれません。

ただし、大学の先生にアドバイスを求める時は礼儀正しく丁寧に書いてくださいね。

社会の常識です。

こうして、先生を探し、自分の将来やりたいことに近いことができるかどうかをすりあわせて、学部を決めます。

 

まとめ

宇宙を学べる大学の学部は、理学部以外にもたくさんあります。

しかし、君が最初にやるべきことは学部で選ぶのではなく、

 

  • 学びたい内容に近いことを研究している先生を探すこと
  • 自分が将来なりたいこと

 

を探し、考えることです。

そして、この2つの折り合いのつく大学の学部を見つけていくのです。

まだ先のことかもしれませんが、将来のことを考えるいい機会です。

時間を取って考えてみるのもいいかもです。