理系の地学受験。宇宙を学ぶ大学試験対策の勉強方法は?

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理系で地学を使って2次試験を受験したいと考えている君へ。

何らかの理由で地学を使って受験しようと考えた場合、ネックになるのがどのように参考書をみつけ、演習するかということです。

地学基礎は文系の方も受験で利用することもあるので、参考書や問題集があります。

ただ、地学基礎の範囲は非常に狭いものになっています。

そのため、地学基礎以外の範囲は別途対策を取る必要がでてきます。

しかし、理系の2次試験レベルの問題集というのは市販されていないため、書籍や問題集探しから始めることになります。

 

 

高校で地学を学んでいる場合には、学校での試験問題や演習問題を利用するのが一番です。

高校で地学を学習していない場合には、ベースとなる書籍を探す必要が出てきます。

現在、市販されている高校地学レベルの書籍は、

 

  1. もういちど読む数研の高校地学(数研出版)
  2. ひとりで学べる地学(清水書院)

 

です。

 

 

 

入試で使うとなるとある程度、説明のついている書籍を読んで、そこに書かれていることを理解する必要があります。

内容を理解しなければ、問題を解くことはできません。

地学の2次試験レベルの問題は、

 

  • 一定量の知識の蓄積
  • 図表などの見方
  • 問題に示される地学現象
  • 数式で現象の関係性を説明する力
  • 的確なキーワードを使って因果関係を説明する力

 

が試されるからです。

そのため、入試で地学を利用するのであれば、

 

もういちど読む数研の高校地学(数研出版)

 

を教科書にします。さらに補助資料として、

 

 

視覚でとらえるフォトサイエンス 地学図録

(フォトサイエンス理科図録シリーズ) (数研出版)

 

で地学現象を写真や図で学びます。

参考書と図録が同じ出版社から販売されていることも、「もういちど読む数研の高校地学(数研出版)」を勧める理由となります。

 

また、地学現象は、物理や化学の力を借りて説明されることが多いのです。

したがって、物理や化学の基礎知識も必要となってきます。

地学を学習する以上、物理や化学の知識もある程度必要になるのは避けられないのです。
ですが、物理・化学の知識が必要であることは、問題集のない地学を学習する上では非常にありがたいものです。

高校で物理・化学の一方もしくは両方は学習していると思います。

重なる部分は、物理・化学の教科書や問題集を活用して学習することができるからです。

 

 

次の課題は問題演習です。

地学用の問題集はありませんので、入試問題を活用することになります。

 

センター試験過去問研究 地学(教学社)

 

 

などのセンター試験問題を使います。

センター試験は全て選択式になっていますが、この選択肢を伏せた状態にして演習をします。

つまり、演習を記述問題として行います。

本をそのまま見たら、選択肢が見えてしまうので、問題をコピーするときに選択肢の部分を白い紙で隠すなどの工夫をするといいかと思います。

そして、

 

  • 語句を覚えるだけでなく、現象を適切なキーワードを使って説明できること。
  • 計算問題を計算過程を含めた形で書くこと。

 

を意識して問題を解答します。

 

その後、毎年出される

 

全国大学入試正解集 地学(くぬぎ出版)

 

 

をこなすという形になります。

大学によって、出題傾向が変わってきますので、手こずる問題も出てくるかもしれません。

けれども、高校地学の知識で解ける問題ばかりですので、見慣れない語句がでても慌てずに解くようにしてください。

もちろん、1回やって終わりではなく最低3回はこなせるよう時間を取ってくださいね。

 

 

最後に、志望校を決めたらすぐにその大学の過去問を購入して、地学がどのような出題傾向があるのかを確認してください。

大学によっては、ここ数年で話題になったことを出題する傾向があります。

高校地学をしっかりと学習していれば解けない問題ではないのですが、教科書には出てこない現象について書いてあります。

問題文を見たときに知らない現象だと、解ける問題もあせって解けなくなってしまいます。

もし出題傾向が最近話題になっている現象を取り上げているようでしたら、ここ数年間にどのようなことが話題になったかをさっと調べておくだけでも違います。

 

 

なお、2次試験で出題される地学の場合、以下の数学の知識は最低限必須です。

 

  • 有効桁数の考え方
  • 三角関数
  • 三角比を含めた図形の取り扱い
  • 指数・対数

 

有効数字については、物理や化学の教科書や問題集に載っているかと思いますので、そこで学習します。

理系の2次試験で使う地学は、参考書や問題集がないといった不便さも加わり、他の理科の教科書と比べて非常に勉強しづらい教科になっています。

しかし、工夫することで学習することはできます。

単に語句の穴埋め問題だけでなく、何が起こっているのかを問う問題や、思考力・洞察力を問う問題もあります。

これらは、参考書の理解と問題演習で養うことができます。

演習をこなして、大学合格を勝ち取ってください。

応援しています。