大学受験の物理。夏休みはどのように勉強したらいい?

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大学受験を控えている君にとって、長期間にわたる休みのある夏休みは、物理の勉強ができる最後のチャンスです。

夏休みにどのようにして仕上げるかで、2学期以降の受験勉強に影響しますので、夏休みのうちに穴を埋めるようにします。

ここでは、大学受験を控えている君に、夏休みおすすめの物理の勉強方法を紹介します。

 

高校物理のどの単元から学習するの?

高校物理で絶対に押さえておかなければならないのは、力学と電磁気学です。

この2つは物理の中でも最も重要な部分ですので、確実に点数がとれるようにしておきます。

中でも力学は、全ての単元の基本となりますので、再確認する意味でも力学からスタートします。

 

力学で学習した考え方は、後々の単元でも必ず出てきます。

他の単元から学習するよりも、力学から始めた方が復習しやすいのです。

そのため、夏休みの学習は力学からスタートします。

 

学校によっては、夏休み前までに電磁気学はまだ完了していないかもしれません。

力学以外の単元は、学校で学習している部分までを夏休み中に仕上げるようにします。

 

学校で学習していない単元は、2学期以後、学校での学習が終わってすぐに仕上げる形で終わらせるようにします。

受験科目は物理以外にもたくさんありますので、予習にあてる時間はほとんどないはずです。

 

予習に時間を使って、今まで学習した物理を含めた教科に穴があったら元も子もありません。

学校で学習した範囲内で仕上げるのがベストなのです。

 

基準になる問題集は?

スタートラインは、君が夏休み前までにどのように復習したかで変わってきますが、基準となる問題集は、

 

物理のエッセンス

 

です。

物理のエッセンスよりもハイレベルの問題集も復習するときには物理のエッセンスに戻るよう書かれています。

既に物理のエッセンスを仕上げている場合でも、物理のエッセンスの章の最初にある解説は、要点が詰まっていますので、この解説を読んで、復習するところから始めます。

 

学習到達度別、夏休みの学習方法。

物理のエッセンスが難しいと感じた君の場合

物理のエッセンスのレベルは、セミナー物理などの学校の副教材で使っている問題集でいうと、基本問題から発展問題あたりまでが範囲になります。

そのため、難しいと感じたら、基本のどこかで理解ができていない部分があると考えます。

無理に難しい問題をこなしても、全く力はつきませんので、以下のようにします。

 

  1. 物理のエッセンスの章の最初にある解説を読む。
  2. セミナー物理等の学校の副教材の問題集で、基本問題を解いて復習する。
  3. 発展問題が掲載されていれば、その問題を解く。
  4. 仕上げに物理のエッセンスの問題を解く。

 

物理のエッセンスは、夏休み中に何回も繰り返し問題を解く時間がとれないかもしれませんが、できるだけ入れるようにします。

なお、ここではセミナー物理をあげましたが、他の学校の副教材も基本的な問題になっているはずですので、その教材に読み替えてください。

 

物理のエッセンスを仕上げていない君の場合

物理のエッセンスは入試の基本レベルに達しますので、夏休み中に確実に仕上げるようにします。

問題数はそれほど多くないものの、良問ぞろいですので、最低3回はこなし、物理のエッセンスに出てくるレベルの問題は確実に解けるようにします。

 

物理の入試問題の場合、難しいとされる問題であっても教科書を逸脱した内容が出ることはほとんどなく、基本事項の組み合わせで解いていくことになります。

入試問題を解けるようにするためにも、物理のエッセンスをマスターするようにします。

 

物理のエッセンスは大丈夫だけど、やさしい入試問題になると難しいと感じる君の場合

物理の場合、入試問題と言えども、実は基本的な物理現象の組み合わせで解いていくことが多いのです。

物理のエッセンスが仕上がっているのであれば、高校物理の基礎は十分できています。

そこで、入試に出るような問題の演習をこなして、問題に慣れることで問題が解けるようになってきます。

 

とはいえ、入試問題そのものは物理を出題する大学の数だけ増えていきます。

しかも難易度は千差万別です。

そのため、いきなり入試問題をこなすのは厳しいかと思います。

そこでおすすめなのが、

 

良問の風 物理

 

です。

この問題集は過去に出題された入試問題の中から標準的な問題を選び、さらに入試問題に手を加え、最大の学習効果が望めるようにしている問題集です。

そのため、まずはこの問題集で標準的な入試問題に慣れていきます。

最低3回は繰り返して、標準問題レベルの問題であれば、解けるようにします。

 

良問の風 物理(入試標準レベル)までは大丈夫という君の場合

入試の標準レベル問題は解けるという状態であれば、さらにステップアップを目指します。

ここで使う問題集は、

 

名門の森 物理(2冊分冊)

 

です。

 

名門の森 物理は、高度な入試問題で腕を磨きたい人向けの問題集です。

この名門の森 物理も入試問題に手を加え、学習効率が最大になるように工夫されています。

 

時には一瞬「どう解くの?」とうなってしまう問題もありますが、よくよく考えてみると、決して難しい概念を使っているわけではありません。

繰り返し解き、マスターするようにします。

 

名門の森 物理レベルが仕上がっている場合

ここから先は、志望校別に変わってきます。

もし君が難関と言われる大学を目指すのであれば、

 

難問題の系統とその解き方 物理

 

でレベルを上げていきます。

問題数はかなり多いので、最初は例題のみ制覇するつもりでいきます。

 

ただし、入試自体は標準的な問題を落とさないようにする必要があるので、名門の森 物理も平行して復習に使います。

 

難問題の系統とその解き方 物理は演習問題の数も多いので、全てこなす必要はないことに注意です。

基本を忘れては元も子もありませんから・・・。

 

 

難関と言われる大学ではないところを志望校にしているのであれば、

 

物理重要問題集※注

 

で入試問題のパターンを仕上げます。

最初はA問題をこなしていき、時間的余裕があるようでしたら、B問題をこなしていきます。

 

※注 ここで物理重要問題集を推薦したのは、夏休みからスタートできれば、物理重要問題集を受験までに3回以上こなせるだけの時間的余裕があるからです。秋以降に物理重要問題集をスタートしても繰り返し演習するだけの時間はとれませんので、その場合には別の問題集で演習することをおすすめします。

まとめ

ここでは学習到達度別に夏休みの学習方法について解説いたしました。

これは使う問題集と自分の今のレベルが違っていると、いくら勉強しても効果がでないからです。

 

学習するときには、自分に合った問題集で勉強しましょう。

それが合格への一番の近道です。