宇宙を学べる大学受験。地学と決める前の5つのチェック項目

この記事を読むのに必要な時間は約 5 分です。

宇宙を学べる大学を受験する際、大学共通試験(センター試験)や2次試験で地学を使うことのできる大学がいくつかあります。

また、大学共通試験(センター試験)では理科は2科目まで受けることができるので、地学を選択することができます。

 

 

地学を受験するという観点から見ると、受験生にとっては負担が少ない教科だと思われます。

Yahoo!知恵袋などの質問サイトでも「地学で受験したいのですが・・・」という質問を時々見かけます。

 

高校地学には天文学の項目もありますので、宇宙を学びたい君にとって選択したい科目ではないかと思います。

もちろん、受験して合格するための一つの手段として地学を活用するという手段もあります。

 

ただし、地学で受験する際の最大の弱点は、

 

  • 2次試験の出願要件で大学共通試験(センター試験)で物理、化学を受験していることが必須である大学があること。
  • 2次試験で地学ではない別の理科の科目(物理、化学)が指定されている大学があること。
  • 大学共通試験(センター試験)向けの参考書や問題集は手に入るが、2次試験向けの問題集はほとんどないので、全国大学入試正解集や大学共通試験(センター試験向け)の問題集を工夫して勉強する必要がある。

 

ということです。

 

 

これは宇宙を学べる大学の学科が物理に関連しているところがあるということと、地学の授業を選択する高校生が少ない(選択できる高校が少ない)ことが原因です。

したがって、地学で受験すると決める前に必ず以下のことを行ってください。

 

  1. 自分は宇宙の何を勉強・研究したいのか(ざっくりとしたテーマ)?
  2. 勉強(研究)したい宇宙の(ざっくりとした)テーマを扱っている大学はどこか?
  3. その大学を受験するために必要な理科の科目は何か(複数選択必須の場合もあり)?
  4. 地学で受験する場合、受験できる大学(候補)はいくつあるか?
  5. 自分の学力にあった大学は、地学で受験できるか?

 

この5つを確認した上で、地学で受験するかどうかを決めてください。

 

(ざっくりとした)テーマというのは、例えば太陽系、ブラックホール、星形成、銀河系といった感じで大丈夫です。

ブラックホールや相対論を取り扱った勉強や研究をしたいのに地学を選択したために、受験できる大学がないとなったら、何のために地学を選択したのか分からなくなってしまいますよね。

自分のやりたいテーマを扱っている大学が地学で受験できるかどうか必ず確認してくださいね。

自分の行きたい大学が地学で受験できることがわかった場合でも、何らかの理由でその大学の受験ができなくなったとしたときに備える必要があります。

そこで、代わりに地学で受験できる大学の候補をいくつか見つけておくと、いざというときに慌てなくてすみます。

 

 

また地学で受験できる大学でも地学以外の理科の科目も受験しなければいけない場合があります。

例えば、2次試験を地学で受験できる大学に神戸大学理学部惑星科学科があります。

神戸大学の惑星科学科の前期試験の場合、大学共通試験(センター試験)は物理・化学・生物・地学から2科目選択です。

そして、個別学力試験は、「物理基礎・物理」・「化学基礎・化学」・「生物基礎・生物」・「地学基礎・地学」から2科目のとなっていて、二つの試験とも地学が選択可能です。

ただし、1科目は地学で受験したとしてもあともう1教科は別の科目を選択しなければなりません。

 

 

このように、地学で受験できても他の理科の科目も受験が必要という例もありますので、前もって受験する大学に必要な理科の科目を調べておくのは重要です(特に国公立を受験する場合)。

特に地学を受験に選択した理由が、物理・化学が苦手だからという場合には注意してください。地学に気を取られて、もう一つ理科の試験があることを忘れてしまわないでくださいね。

 

 

地学を受験に使う場合には、特に入念な下調べをしてからの受験をおすすめします。

※神戸大学の惑星科学科の大学でのカリキュラムをシラバスで見ると、物理という名前の講義は見当たりませんが、内容をみると物理の力学、電磁気学の講義もあります。

 

 

宇宙を勉強・研究するときには物理は必ずついて回ります。

しかし、物理は公式を覚えて数式をいじくり回しても、うまくいきません。

考え方をしっかり理解する必要があるのです。

そのため、物理をマスターするにはある程度時間が必要です。

 

 

大学でもう一度微分・積分を使った形での講義があります。

しかしその講義は、高校物理をやっていることが前提です。

大学の授業時間だけでは十分な解説をする時間はありません。

さらに、1年生のうちは授業の数も多く、一つの講義に大幅な予習や復習に使う時間はとれません。

 

 

もし高校で物理を選択していない場合には、大学に入るまでに物理基礎、物理の範囲をしっかりとマスターするようにしてください。

 

せっかく入学できたのに、物理が理解できなくて宇宙の勉強や研究をあきらめたというのでは、すごくもったいない選択になってしまいますから・・・。

理系の地学受験。宇宙を学ぶ大学試験対策の勉強方法は?
理系で地学を2次試験で使うことを考えている君へ。この教科は利用する人が非常に少ないため、参考書や問題集が市販されていないため、出ているものでうまく活用する必要がでてきます。そのままでは使えないものでも、工夫することで理系地学の受験勉強をすることができます。