これから、晴れて大学生になる予定の君へ
大学入学おめでとうございます!
長い受験勉強が終わって、これから待ちに待った大学生活に期待を膨らませているかもしれません。
高校3年間もあっという間だったかもしれませんが、大学4年間はもっとあっという間に過ぎていきます。
せっかく決めた進路ですから、有意義に過ごしたいですよね。
そこで、大学生活に入る前に少しでも準備できたらいいかなっと思い、これからのことについて少しお話しします。
大学院まで行って研究したいですか?
大学受験が終わってすぐだというのに、また受験の話、勘弁してほしいと思うかもしれません。
でも、これは君の進路に関わることなのです。
君の大学後の進路を決める必要があるからです。
そこで、
- 大学4年間で卒業して社会に出て行くのか、
- 大学院まで行ってもっと深く宇宙のことを研究したいのか、
どちらかを決めなければなりません。
昔は本番試験と面接だけだったので、出願締め切りに大学院に行くことを決めて、願書を出して、試験を受けることができました。
けれども、最近は英語の試験を民間英語試験の成績にとって変えている大学院が非常に多くなりました。
そのため、締め切りギリギリに大学院への願書を出しても、書類が足りなくて出願できないという問題が出てきています。
大学院へいってもっと深く研究したいと少しでも思うならば、早いうちから準備をしておいた方がいいのです。
大学4年間はあっという間ですので、目標に向かって進んでほしいと思います。
大学院に行って研究したいかどうかを最初に尋ねました。
高校までの授業と大学の講義の決定的な違いは?
高校までと、大学で大きく違うことの一つに、講義の内容が挙げられます。
大学の大きな特徴の一つに、修得すべき単位数や大まかな項目の内容については決められていますが、それぞれの講義の内容までは決められていません。
つまり、同じ講義名でも大学により学習する内容が異なるのです。
大学の専門のカリキュラムは、その大学の研究室で卒業研究ができるレベルになるよう、組まれています。
でも、先生ごとに専門分野が異なるため、ある先生がよく使う事項と違う大学の先生が使う事項は必ずしも同じとは限りません。
そのため、同じ講義名でも重点をおくポイントが異なったりします。
さらに、講義を受けている君の理解度によって、どこまで進むかは変わってきます。
また、大学の講義の時間は、前期・後期の2期生の場合、15回前後しか講義の時間はありません(クオーター制の場合、7-8回程度)。
その中で必要なことをすべて教えるのは不可能な話です。
多くても15回程度の講義で終わらせようとしているのですから・・・。
高校の物理だって、ある程度の単元を学習するのにかなり時間がかかっているはずです。
実は、大学の講義時間には、自分で予習・復習の時間も考慮された時間が含まれているのです(自分で学習する時間も含まれていることは、国の大学設置基準で決められています)。
このことは、大学の講義時間内ですべてを教えるのではなく、ポイントとなる部分を教えたら、あとは自分で学習してほしいということを意味しています。
自宅での予習・復習も講義時間として含まれているのですから、講義に出席して受けるときのスピードは、高校までと違って進むスピードがものすごく速く感じることでしょう。
あとは君自身がどれだけやるかにかかっています。
- 大学によって、同じ講義名でも内容が違うこともある点
- 大学の講義時間は、自分で予習・復習する時間も含まれる点
この2点が、高校までの授業と決定的にちがうところです。
卒業研究・大学院院試にたどり着くために・・・
このように、高校までの授業と大学の講義は大きく違います。
せっかく大学に入学できたのに、途中の講義で挫折して、宇宙の研究へ進むコースを諦めてしまったら・・・。
アストロ部ひなたは、大学での講義でつまづいて、不本意にも当初のコースとは別の道に進むことをどうにかして防ぎたいと考えました。
そこで、参考書を紹介したり、お役立ち情報を掲載したりする
を作りました。
大学院に合格して、大学院で研究ができるレベルの基礎学力をつけるのに必要なレベルまで持って行けるようにすることが最終目標です。
もちろん、大学院に進学は考えていなくても、講義でつまづいたときの参考書も載っています。
せっかく、大学に合格できたのですから、少なくても4年生の卒業研究で宇宙に関することをやりたいはずです。
道に迷ったとき、途中で講義がわからなくなったとき、先に進みたいと思ったとき、「院試活」が参考になるとうれしく思います。
もしよかったら、参考にしてください。
そうそう、大学入学最初の関門は、大学生活はどうしたらいいかと、行列(線形代数)です。
大学入学前後までに読んでほしい本、やってほしいことを以下のページに書いてみました。
どうか、院試活も君のお役に立てますように。