高校数学の参考書。1、2年の普段使いにおすすめのものは?

積分って書くのは大変? 勉強方法

宇宙を学ぶためには、物理は必須ですが、それ以外にも数学もマスターする必要があります。

実際には大学で学習する数学の知識を必要としていますが、その基礎となる高校数学はおろそかにできません。

ここでは高校数学の参考書についてお話しいたします。

参考書の王道は「チャート式」?!

高校1、2年生の数学の参考書で、王道と言われているのが「チャート式」シリーズです。

「黄チャート」は入試の中級レベルまで、「青チャート」は入試の中級レベルがメインで一部入試の上級レベルまでをカバーしています。

チャート式をマスターすることができれば、入試の中級レベルまでは十分とも言われています。

なお、赤チャートは入試の中級レベルから上級レベルまでをカバーしておりますので、基本やちょっとした応用問題はマスターしている人に適した問題集です。

 

チャート式が学校などで推薦される理由として、

 

  • 数研版教科書に準拠した配列になっているため、教科書と併用して学習しやすいこと、
  • 例題の解説が詳しいこと、
  • 学習範囲の問題が一通り含まれていること、

 

などの理由があるからです。

チャート式の問題点

このような理由から、高校の中には副教材や問題集として指定しているところもあるようです。

ところが、この「チャート式」シリーズには賛否両論があります。

理由は、

 

  • 解説を読んでも、暗黙の了解の部分の解説が抜けていることもあり、理解できない。
  • 問題数が多すぎて、消化しきれない。
  • 分厚いので持ち運びが不便である。

 

ということです。

そのため、同じ数研出版から出版されている4STEP(解説はあまり詳しくないのですが、薄いため持ち運びしやすいのが理由)を使っている学校もあります。

 

 

実は一つ目の解説が貧弱であるという問題については、ある程度解消されつつあります。
2017年春より、青チャートシリーズで解説動画集を別途販売を開始したのです。

内容は全ての例題について、一つ一つ解説しています。

2020年2月現在では、青チャートシリーズの

 

  • 青チャートⅠ+A 解説動画
  • 青チャートII+B 解説動画
  • 青チャートIII 解説動画

 

全ての単元で動画が出ています。

各章ごとに動画を個別に購入することもできますし、セットとして購入することもできます。

 

詳細は、数研出版のサイト

 

数研Library 解説動画 | 数研出版 | チャート式の数研出版
中学、高校向けの教科書や参考書、問題集を...

 

で確認することができます。

実際に購入する前に、一部サンプル動画を公開していますので、それを確認してから購入するかどうかを検討してもいいですね。

チャート式は必ずしも万能ではない。

しかし、解説を読んでも分からない場合には、無理に「チャート式」を続けていても成績は絶対に伸びません。

実は「チャート式」の前提条件は、

 

教科書の内容が理解できていること

 

なのです。

つまり、教科書の内容を理解できたならばチャート式は非常に有効ですが、教科書でつまづいた場合には、別の方法でフォローする必要があるのです。

 

教科書に書かれている内容が難しくて、理解できないこともあるでしょう。

また、教科書の内容はわかっていても、計算過程のどこで間違えているかがわからない場合もあるかもしれません。

さらに、時間の関係でチャート式の問題をこなしきれない場合もあるかと思います。

問題は1回やれば終わりではなく、3回ぐらいやって初めて頭の中に定着するものです。

そのような中、チャート式問題集のように問題数が非常に多いと1回こなすのが精一杯になってしまいます。

春休みや夏休みにまとめてやろうと思っても、オソロシク分量が多いので、とても挽回できる量ではありません。

 

 

このときにおすすめするのが、マセマシリーズの本です。

マセマシリーズの最大の特徴は、

 

  • 特に重要な項目のみが掲載されていること、
  • 解説(特に計算過程)が非常に詳しいこと

 

の2点です。

読む人によっては「くどい」と思うかもしれません。

でも「くどい」と思うということは、そこを理解したという印なのです。

だから「くどい」から嫌なのではなく、「くどい」からそこはマスターしたよと思ってくださいね。

 

 

さて、マセマシリーズにはいくつかのレベルがあり、

 

  • 「初めから始める数学」(問題集)シリーズ
  • 「元気が出る数学」(問題集)シリーズ
  • 「合格!数学」シリーズ
  • 「合格!数学実力UP!問題集」シリーズ
  • 「頻出レベル数学」シリーズ
  • 「ハイレベル数学」シリーズ

 

に分かれています。

このうち、高校1、2年生で用いるのに良いレベルが、

 

  • 「初めから始める数学」(問題集)シリーズ
  • 「元気が出る数学」(問題集)シリーズ

 

です。

「初めから始める数学」(問題集)シリーズのはじめには、

 

偏差値40前後の数学アレルギー状態の人でも理解できるように、文字通り中学レベルからの数学からスバラシク親切に解説した、講義形式の参考書

 

と書かれています。

 

このシリーズでは、教科書で見落としか箇所があるかどうかをチェックします。

「初めから始める数学」(問題集)か「元気が出る数学」(問題集)は、テキストの内容を見て、始める参考書を決めて大丈夫です。

ただ、「元気が出る数学」(問題集)をやっていて説明が難しいと感じたら、すぐに「初めから始める数学」(問題集)に戻ってください。

基礎固めができて、初めて入試問題を解くことができるからです。

 

 

高校1、2年の基礎固めの時期に理解できないことがあると、その後の入試演習にも響いてきます。

基礎を固めるためにも、

 

  • 教科書の内容が理解できている。
  • 数学にかけられる時間がある程度確保できている。

 

という場合には、

 

「チャート式」

 

を選択し、

 

  • 教科書の内容でわからない部分がある。
  • 数学にかけられる時間があまり確保できない。

 

という場合には、マセマシリーズの

 

  • 「初めから始める数学」(問題集)シリーズ
  • 「元気が出る数学」(問題集)シリーズ

 

のいずれかを選択して、基礎固めを行うのがいいでしょう。

 

受験対策はまた別に紹介します。

君たちの数学の基礎力が確実なものになるようお祈りしています。

 

 

 

補足:学校の副教材で、Focus Goldシリーズが配布されている君の場合は、Focus Goldで大丈夫です。

学校で配布されるFocus Goldシリーズには、分厚い解説書がついているので、わからない時などの理解の助けになるからです。

もし、Focus Gold解説を読んでも理解ができない場合は、マセマシリーズを検討してください。