高校古文、文法の参考書。宇宙と古典は実は仲良しなのです。

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宇宙を学べる大学に進学する時に必須な受験科目は、

 

  • 英語
  • 理科(主に物理、化学)
  • 数学

 

です。

 

 

しかし、国公立を受験する際には共通試験で国語と社会を受ける必要があります。

さらに一部の大学では2次試験でも国語がでてきます。

高校に入って一つの科目の学習量が増えているにもかかわらず、5教科をこなすのはかなり大変な事です。

特に国語は1教科の中に現代文、古文、漢文が含まれています。

そのため受験科目が1教科とはいえ、負担はかなり大きいのです。

共通試験で出てくるからやらなくてはと思っているかもしれません。

今回は、高校古文の文法についての参考書を紹介いたします。

 

 

古文の参考書を紹介する前に、宇宙と古文の関係についてお話ししたいと思います。

受験で「仕方なく」勉強するのでは、あまり身に入らないかと思います。

 

宇宙関連では、古文を調べることよってわかったことがいくつもあります。

例えば、M1のかに星雲。

この星雲の中心にはパルサーがあって、高速で回転しています。

ハッブル宇宙望遠鏡の撮影した可視光の画像と、チャンドラX線観測衛星の撮影したX線の画像は、全く異なる様子を見せていることがわかります。

 

恒星進化論では、太陽質量の10倍から20倍程度の恒星が超新星爆発を起こした後にできるものが中性子星だと言われています。

理論としては成り立つものであっても、現実に存在しないものは、ただの机上の空論にしか過ぎません。

理論が正しい理論であることを示すためには、実際の観測例が必要なのです。

一般相対性理論が正しいと認められるまでに100年もかかったのは、重力波という現象を観測できるようになるまで、100年かかったからなのです。

 

しかし、近傍での超新星爆発はそうめったに起こるものではありません。

気長に待つしかないのです。

けれども、かに星雲は中国の「宋史」や日本の「明月記」に超新星爆発によって明るくなった星の記録が、いつどの位置に現れたのかが記録されていました(1054年)。

 

さらにガスの膨張速度を逆算したところ、これらの記録と一致することがわかったのです。

こうして、かに星雲は1054年に爆発が観測されたことが判明しました。

そして、そこに中性子星があることが分かり、超新星爆発によって中性子星ができることが証明できたのでした。

 

実は、他にも1667年に爆発が観測されただろうとされているカシオペヤ座Aがありますが、残念ながら超新星爆発によって明るくなった星があるという記録は残っていません。

そのため、爆発が観測されたであろう年代の割り出しは、ガスの膨張速度から推測したものになっています。

 

 

他にも周期彗星の軌道決定には多くの期間での観測データがあればあるほど、軌道はより正確に求まります。

日本での記録は取り上げられることはないのですが、有名な例だとハレー彗星ですね。

 

 

このように、天文学で古文をうまく活用することで、理論を構築できた面もあるのです。

古文は受験に必要なところもありますが、宇宙を学ぶときに知っていると役に立つこともあるのです。

 

 

ところで、古文は日本語の一部として学習します。

実はこれが誤解の元なのです。

古文は、昔の日本語ですが、今の日本語ではありません。

すなわち、

 

外国語

 

と同じななのです。

これ、重要なことです。

 

文法が似ていて、意味が似ていて・・・。

なんとなく日本語。

 

日常生活は日本語ですから、古文もなんとなくわかる気になるようなのですが、これは違います。

もう一度言います。

 

古文は外国語です。

 

英語を学習するときに必要なのは、

 

  • 文法
  • 単語、熟語(発音等含む)
  • その地域の常識

 

の3つです。

古文も同じなのです。

 

ただ、英語違うのは、

 

  • 文法が似ている
  • 単語、熟語の意味も似ている

 

という点です。

これは、古文として覚えなければいけない文法や単語、熟語が少なくて済むことを意味しています。

 

ただ、当時の常識は今の常識とは違うので、これは理解する必要があります。

似ているのであまり勉強しなくても大丈夫だと思いがちですが、実は、似ているからこそ、気をつけなければいけないのです。

 

ケアレスミスというものがあります。

原因はいくつかありますが、ちょっとした違いを同じものとして見なしてしまったことで、失敗してしまうということがあるのです。

だからこそ、一回は学習する必要があるのです。

 

でも、学習量は英語よりずっと少ないですからあまり心配しなくても大丈夫ですよ(理系の場合ですが・・・)。

 

 

今回は、古文の文法の参考書について書きますね。

おすすめの参考書は2つあります。

 

  1.  萩野文子の超基礎国語塾 新装版 マドンナ古文 Gakken
  2. 富井の古典文法をはじめからていねいに ナガセ(東進ブックス)

 

どちらも基本的なことからセンターあたりのレベルまでサポートしています。

 

強いて言えば、マドンナ古文のほうは、古文単語230、古文常識217と古文を読解するに当たっての単語や常識もシリーズで学習できるのでおすすめです。

 

 

しかし、読みやすさや好みの問題があるので、どちらかは自分の好みで決めて大丈夫です。

古文が読めるようになると、けっこう面白いですよ。

伊勢物語とか・・・。