高校物理問題集。宇宙を学べる大学の入試対策に必要なのは?

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アストロ部では、宇宙を学ぶのに高校物理は必須と考えています。

高校で学習するため、受験でも物理を利用することになります。

物理は、暗記が他の科目に比べて少ない教科ですので、満点を狙うことができる教科です。

そこで、宇宙を学べる大学を物理で受験する際のおすすめの問題集を紹介します。

もし、基本の問題でミスが出るようでしたら、

 

高校物理の問題集。基本を学習するときに使うものは?
高校物理の問題集は何種類か出ていますが、基本となるのは「セミナー物理」と「物理のエッセンス」の2冊です。それぞれ一長一短ありますが、この2つの組み合わせで理解度が高まります。高校物理は理解できれば高得点を取りやすい教科です。問題集をうまく活用しましょう。

 

を参照してください。

入試基礎を固める問題集

セミナー物理等の学校の副教材で、発展例題や発展問題が掲載されていましたら、まずはそれを解いてください。

どの問題集をやるべきかの判断材料にするからです。

もし問題が全く解けない、どうやっていいのかわからなかったという場合には、もう一度

 

「物理のエッセンス」

 

で該当する箇所を復習してください。

問題がある程度解けるような場合、「らくらくマスター物理基礎・物理」で学習していた場合には、

 

  1. 「良問の風物理頻出・標準入試問題集 (河合塾シリーズ)」

 

で標準問題レベルを固めます。

「良問の森」は、よく出てオーソドックスな入試問題を中心に収録されています。

この問題集の最大の特徴は、入試問題をそのまま掲載しているのではなく、学習しやすいように

 

あえて手を加えることにより、最大の学習効果が望めるもの

 

にしている点です。

問題数は全ての分野を合わせても148問+論述問題45問と少ないのですが、入試で最低限必要な要素が全て含まれています。

レビューには、物理のエッセンスと名門の森の中間に当たり、中途半端な問題集という評判があります。

ただし、名門の森は標準問題からやや難レベルの問題です。

そのため、物理のエッセンスが終わった段階でいきなりやや難レベルに上げるのは、すこしステップアップしすぎかもしれません。

名門の森にも標準問題も収録されていますが、一つの問題の中に標準問題とやや難レベルの問題が混在しています。

やや難レベルの問題が解けるようになるための、ステップアップとして「良問の森」の演習をおすすめします。

物理の場合、難関校と呼ばれる大学は除いて、同じような問題が出題されます。

どこまで問題文で誘導設問が書かれているかという違いだけの場合もあります。

標準問題と言えども、なめてはいけないレベルです。

この「良問の風」で入試の基礎をしっかりと固めます。

 

2018年2月21日追記:

もし「良問の風」でつまずくようでしたら、無理をせず「物理のエッセンス」に戻って復習してくださいね。

大切なのは基礎固めです。

物理の問題は基礎の組み合わせで解く問題がほとんどです。

基本の問題を理解することは、レベルの高い問題を解くための大切な一歩です。

基本問題レベルを固めることは、難しい問題を解くための大切なステップなのです。

 

やや難レベルの大学を目指す時に使う問題集

国公立中堅以上、やや難レベルの大学を目指す場合には、

 

  1. 名問の森物理 力学・熱・波動1 (河合塾シリーズ)
  2. 名問の森物理 波動2・電磁気・原子 (河合塾シリーズ)

 

の2つをこなします。

「良問の風」と同じく問題を編集して学習しやすいようにしてありますが、入試問題のつぼを押さえた出題になっています。

ここまでこなせれば、約9割の大学の入試問題に対応できるくらいのレベルです。

ただし、収録されている問題のレベルは標準からやや難レベルの問題が1つの問題の中に混在しています。

「良問の風」の標準問題が確実に解けるレベルに達してから、「名門の森」に進むようにしてください。

理解できないうちにレベルを上げても、全くもって勉強になりません。

いくらやっても成績はあがりません。

時間の無駄です。

必ず、自分のレベルに合っているかを確認しながら問題を解くようにしてください。

問題集のレベルを下げるのは、何も悪いことではありません。

基礎をしっかり固めるためです。

物理に限っては、基本的な問題がレベルの高い大学でも出題されることがあります。

だからこそ、しっかりと基礎を固めていただきたいのです。

小論文や原理導出問題が頻出する大学の入試対策

物理は現象を理解して、そこで何が起こっているかを観察し、その結果がどうなるかというのを考える学問です。

そのため、原理導出やどうしてその現象がおこっているかを説明させる問題が出題されることもあります。

「良問の風」にも論述問題がありますが、演習問題としては少し足りません。

そこで、原理導出問題に関する部分をカバーするための問題を解く必要がでてきます。

それが

 

  1. 「体系物理」(数学社)

 

です。

この問題集は、現象を正しく把握し、物理法則の持つ本来の意味を十分に理解するために作成されました。

そのため、全ての問題が創作問題です。

穴埋め問題から導出問題までさまざまなタイプの問題が収録されています。

この問題集を行う場合には、他の問題集で不足しがちな原理導出問題を補うために行います。

全ての問題をこなす必要はありません。

原理導出問題に絞って解くようにします。

※一部高校物理では学習しない積分を使った解説になっています。こういう方法もあるんだという感じで流してください。

また、小論文対策は

 

  1. AO・推薦入試の小論文 (理系編) (河合塾SERIES)
  2. 新理系の小論文 (河合塾SERIES―KP小論文シリーズ)

 

の物理分野が参考になります。

どのような感じで出題されるか、どのくらい時間がかかるかの感触をつかむために行います。

物理重要問題集(数研出版)について

物理の重要問題集は、毎年頻出される問題傾向に合わせて改訂されています。

問題集に収録されている内容としては十分通用します。

ただし、

 

  • 最新版がでるのが毎年10月以降であること、
  • 解説がはしょり気味、

 

であることから、少々使いづらい問題集となっています。

さらに、学校や塾などでの課題があることを考えると、新たにこの問題をこなすのは厳しいと判断いたしました。

このレベルの問題は「名門の森」でカバーします。

独学で他から課題が手に入らない場合、夏休み前から夏休みに前年版のを入手して始めるようにしてください。

最難関大学対策の問題集

基本的に「名門の森」までで物理の入試対策はできている状態です。

しかし、最難関大学の場合、問題文が非常に長く、理解するのに時間がかかる場合があります。

そのため、長い問題文に慣れておくと、本番で慌てずにすみます。

そこで、

 

  1. 難問題の系統とその解き方物理(ニュートンプレス)

 

の例題を解きます。

例題だけでも長文対策になります。演習問題はこなす時間はとれないかと思います。

もともと長文になれるために行う演習ですので、無理に演習問題までやらなくても、目的は達成できます。

例題で長文に慣れて、志望大学の過去問を解く形がスムーズです。

まとめ

入試標準問題集から最難関大学対策の問題集まで紹介しました。

難しい問題集にチャレンジすることも大切ですが、自分のレベルに合わない問題集で演習をしていても、物理は伸びません。

自分のレベルにあった問題集で演習をするからこそ、物理が解けるようになっていくのです。

少し難しいと感じたら、1つレベルを落として、理解してから再度チャレンジすると、物理はぐっと伸びますよ^^