万一、受験直前になって志望校を変更する君へ。
志望校の変更を決断したら、あとで赤本を買いに行こうと思わず、その日のうちに赤本を探しに行ってください。
決断したのが夜だったなら、次の日に出向いてください。
もしくはネットで注文してください。
赤本は、毎年新しい本が発行されるため、一度在庫切れになると再び発行されることがほとんどありません。
つまり、一度在庫切れになったら、もう新品では手に入りません。
1月に志望校を変更する高校生は少なからずいます。
そのため、早く行動を起こせるかどうかが、最新版の赤本が手に入るかどうかを決めることになります。
まず真っ先にお目当ての赤本を買いに行ってください。
日本で一番有名なネット書店 Amazon.co.jp は誰もが知っているネットショップです。
だから、ここの在庫が真っ先になくなることが多いのです。
既に売り切れだったり、新品の赤本は既に売り切れで、新古品の定価以上(場合によっては定価の2倍ほど)で販売されている赤本を目にするかもしれません。
中古品も出回るのは受験シーズンが終わった春あたりからです。
品薄状態ですので、最新版の赤本を手に入れるためにあちこち探しまわらなければ行けなくなります。
ただださえ時間が少ないのに勉強以外に時間が取られてしまいます。
でも、そこまでして赤本を手に入れる必要はあるのでしょうか?
実は赤本には、過去問を解くことだけが目的ではなく、背表紙を見るだけで志望校合格へ向けた
勉強の意欲が変わってくる
という効用もあるのです。
だから、赤本を購入したり、先生が志望校の赤本を薦めたりするのです。
そのため、買って全部の問題を解く必要はありません。
受験直前になって、全部終わっていないからといって焦る必要は全くないのです。
時間がとれなかったら、目に見える所に置くだけでもOKです。
むしろ「積読(つんどく)」するために買ったと割り切ってもいいくらいです。
なぜならば、赤本それ自体に、目標を紙に書いて、自分の見えるところに貼るのと同じ効果があるからです。
もう一度書きます。
赤本を買う主目的は、背表紙を見るだけで志望校合格へ向けた
勉強の意欲が変わってくる
という効用です。
Amazon.co.jpでは、新品書籍が在庫切れになったものを、何らかの理由で新品ではなくなったものを新古品として、定価以上で販売していることもあります。
だから、安易に定価以上で販売している新古品に手を出す必要はないのです。
新品書籍は法律により、定価で販売することが義務づけられていますが、中古品にはそのような制限がありません。
だから、定価以上で売られているのです。
でも、これに手を出す前にやっていただきたいことがあります。
赤本を取り扱っているネットショップは、Amazon.co.jp以外にもあります。
- オムニ7(セブンネットショッピング)
- 楽天ブックス
- 紀伊國屋書店
- Yahoo!ショッピング
- BOOKFAN by eBookJapan
もしAmazon.co.jpで新品の赤本が在庫切れだったら、上の五つのネットショップを探してみてください。
選ぶポイントは、在庫があってすぐに送ってくれるお店であるかどうかという点です。
補足:BOOKFAN by eBookJapan はシステムの仕様上「当日~3日で発送」になっていても注文のタイミングによっては、取り寄せになる可能性もあります。
問い合わせをして在庫があることを確認してから注文してくださいね。
タイミングによっては、どこも赤本が売り切れということがあるかもしれません。
そのときには、「1年前の赤本」の購入を検討します。
赤本の目的は、過去問を解くだけでなく、赤本の効用は、背表紙を見るだけで志望校合格へ向けた勉強の意欲が変わってくることでもあるのです。
そのため、1年前の赤本でも十分役に立ちます。
直近の過去問は、スタディサプリや東進などの塾サイトで入手することができる大学もあります。
もしくは学校の先生に相談してみるといいかもしれません。
学校によっては、備品として主な大学の赤本を揃えている場合があるからです。
他の方も使うかもしれないので、閲覧だけになるかもしれませんが、1年前の赤本と違うのは、直近の過去問です。
学校案内も若干変わってくるかもしれませんが、閲覧で十分だと思います。
つまり、1年前の赤本で足りない分は他で補うという考え方です。
でも1年前の赤本を買うと、最新版よりも1年分古い過去問も掲載されているので、直近の過去問を入手すれば、1年分余計に過去問ができますね。
むしろ古い過去問はかえって入手が難しいので、逆にラッキーかもしれません。
最新版の赤本が手に入らなくても、1年前の赤本を入手するだけでも違いますよ。
※追伸
志望校を変更したときに赤本の入手とともにやらなくてはいけないのが願書の取り寄せです。
願書を取りに行ける場所の大学なら問題ありません。そのまま取りに行くことで、入手できます。
しかし、取りに行くことができないくらい遠方の大学を受験する場合には、速達郵送で送ってもらう必要があります。
締切まであまり時間がありませんので、願書の取り寄せも忘れずにやっておいてくださいね。
願書の取り寄せについては、受験する各大学のウェブサイトの「受験生へ」の項目に書かれています。
他のページも見たくなる誘惑もあるかもしれませんが、それは願書の取り寄せ手続きが終わってからでも十分間に合いますよ。