目標の大学を目指して、勉強をしている君へ。
一生懸命やっているのに、一問解くのに時間がかかってなかなか進まないことってありませんか?
このようなときは勉強方法を見直す必要があります。
今回は、勉強方法の見直しについてお話しします。
問題集を解くのに時間がかかりすぎていませんか?
目指す大学に必要な問題集をやっていて、これを理解しないと大学受験の問題を解くのが難しいとわかっていると、そのレベルの問題集をやって演習すると思います。
けれども、その問題集の問題を一問解くのに30分以上もかけて解いていることはありませんか?
入試演習の大問であれば、問題のボリュームはかなりあるので30分かかってしまうこともあるでしょう。
しかし、そうでなければ、時間がかかりすぎです。
勉強は、その問題集以外にもたくさんあります。
いくつもの教科の勉強をする必要があるにもかかわらず、一つの問題に30分以上もかけて解いているのであれば、それは君のやっている問題集が君に合っていないということです。
特に受験には2つの時間制限があります。
- 時間内に問題を解かなければならないという時間制限
- 受験日までに学習を終えなければならないという時間制限
この2つの時間制限をクリアしなければなりません。
高校の3年間はあっという間です。
学校ではたくさんの教科を学習しますので、効率よく学習しなければ、積み残しをしてしまいます。
そのため、一つの問題に時間をかけすぎていては、他の学習に影響が出てしまいます。
対策1:教科書に出てくる基本的な内容が理解できているか見直す
問題を解くのに時間がかかりすぎているときの問題点の一つが、教科書に載っている内容の理解不足です。
演習問題は、教科書に載っている内容を理解できているからこそ、問題を解くことができるのです。
ときどき、内容を丸暗記して乗り切ってしまっている方がいます。
これは、丸暗記した内容がそのまま出題されれば解けるのですが、少しでも角度を変えた出題になると、たちまち太刀打ちできなくなってしまうという問題が発生してしまいます。
従って、必要なのは暗記ではなく
理解
です。
物事の筋道をたどることができているかどうかで、そのことを理解したかどうかを判断するとよいでしょう。
対策2:使っている問題集を見直す
もし、教科書の内容は理解しているにもかかわらず、一つの問題に時間をかけすぎているようでしたら、それは君と使っている問題集とのレベルが合っていないのです。
基礎ができていない状態で、難しい問題に挑んだところで、撃沈するのは目に見えています。
例えて言うならば、6 + 6 が できないのに、66 + 66 ができるでしょうか?
基礎ができて初めて難しい問題に挑むことができるのです。
無理に時間をかけて学習したところで、得るものはあまりありません。
時間を浪費しただけです。
得るものが少ないのであれば、時間の無駄になってしまいます。
そこで、今やっている問題集をいったん脇に置いて、別のレベルの問題集で学習し、その後改めて、今やっている問題集に戻るという方法をとるのです。
そして、教科書に載っている基本的な内容とともにもう一度見直して、演習をするのです。
このとき自分のレベルに合わせて新規購入した、必ずしも新たに手にした問題集の問題を全てやる必要はありません。
本来であれば、アドバイスをしてくれる先生と問題をセレクトするのが一番です。
なぜならば、君の苦手としている部分やよく問われそうな問題をセレクトしてくれるはずだからです。
しかし、まわりにアドバイスしてくれてる先生がいないときはどうしたらよいのでしょう?
問題集によってどの問題の方がよいというものはありますが、例えば解答が詳しく載っている例題だけをまずやってみるという方法があります。
少なくても例題は、その問題集の中で最も基本的な問題であることが多いからです。
もちろん、例題以外の問題にも重要な問題は含まれているときがあります。
けれども、初見でどれが重要な問題であるかということを判断することは難しいです。
どの問題が重要かを悩むぐらいでしたら、まずは例題で演習した方が早く先に進むことができます。
その後、先にやっていた問題集に戻り、時間をかけるようになっているかどうかを確認してみましょう。
時間がかからなくなったのであれば、そのまま先にやっていた問題集をやればよいでしょう。
もし、まだ時間がかかるようでしたら、再び新しく購入した問題集に戻り、残りのやっていない問題で復習します。
このように自分に合った問題集で演習をすることによって、君の学力を上げていくのです。
それでは、また。